全国高校ラグビー大会は9日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で決勝が行われ、2連覇を狙う桐蔭学園(神奈川)と初優勝を目指す京都成章が対戦する。決勝前日の8日は両校がプレーを最終確認した。 選手の動きをチェックした桐蔭学園の藤原監督は「体が軽くなっている。雰囲気は非常に明るい」と語った。 京都成章は初の決勝を前に気負いはなかった。湯浅監督は「苦しい時間帯が増えるかもしれないが、我慢してやってきたことを思い切って出してほしい」と祈るような表情で語った。 第100回全国高校ラグビー大会(毎日新聞社、日本ラグビー協会、全国高校体育連盟、大阪府、大阪府教委主催)は9日午後2時5分から、東大阪市花園ラグビー場で決勝が行われる。3大会連続で決勝に進んだ桐蔭学園(神奈川)は、第89~91回大会(2009~11年度)で3連覇した東福岡以来、史上9校目の連覇が懸かり、京都成章は初の決勝で頂点を狙う。 桐蔭学園は8日、神戸市内で約1時間半調整し、9日の決勝に備えた。例年は準決勝から中1日で決勝に臨むが、今大会は大阪朝鮮(大阪第2)を降した5日の準決勝から中3日と間隔が空いた。オンラインで記者会見した藤原監督は「生徒の表情は明るく、体もだいぶ軽くなってきた。やっていても見ていても楽しい試合をしたい」と語った。 京都成章とは、2019年春の全国高校選抜大会の準決勝で顔を合わせ、辛勝した。主将のNO8佐藤は「決勝でプレーできることに感謝し、60分間体を張ってチームを引っ張りたい。コロナの(自粛)時期に学んだことをグラウンドで表現したい」と決意を込めた。【大谷津統一】 大阪・東大阪市花園ラグビー場で12月27日からはじまった100回目の「花園」こと、全国高校ラグビー大会。記念大会のため例年より12校多い63校が出場し62試合が予定されていたが、残すところ1月9日、連覇のかかる桐蔭学園(神奈川)と初優勝を目指す京都成章(京都)の決勝1試合のみとなった。 今年度はコロナ禍の影響で春の選抜大会、6月の地区大会、7人制ラグビーの「アシックスカップ」、国体など多くの大会が中止された影響があり、花園は唯一の全国大会ということで指導者、選手たちからは「聖地」でラグビーができる喜びが大いに伝わってきた。それが接戦や熱戦を多く生んだ要因になったことは間違いない。それでは今大会の花園で活躍した選手から個人的な「ベスト15」を選んでいきたい。 前回大会に続いて、やはりスクラムの要である右PRの3番にいい選手が多かった印象が強い。茗渓学園(茨城)の亀山昇太郎、御所実(奈良)の小林龍司、中部大春日丘(愛知第1)の乳井大士、今大会の最重量だった桐蔭学園(神奈川)の田中諒汰(いずれも3年)らが活躍した。 ただ、ひとりを選ぶのであればボールキャリーでも活躍した東福岡(福岡第1)の本田啓(3年)だ。機動力のある第1列として今後も大いに成長していってほしい。また1番をひとり選ぶとしたら、FWにもこだわる新しい形を見せた東福岡の宮内慶大(3年)を挙げたい。 =